第一交通産業は沖縄県豊見城市と組み、自動運転の実証事業に乗り出す。特定の条件下で運転手が不要になる自動運転の「レベル4」を目指す。実際の路線バスのルートで2025年度にも実施する。運転手不足の解消などに向け、早期の実用化を目指す。

まず豊見城市のほか、NECなどと包括連携協定を締結。24年度中に「レベル2」の実証実験を第一交通産業の子会社、琉球バス交通(同市)の路線で実施する。市内一周バスの一部区間(11.7キロメートル)を対象に、1日6本を約1カ月間運行する予定で運賃は無料。将来実用化できた場合は、琉球バスによる運行を想定している。

その後は条件付きでシステムが運転を完全に担うレベル4の実験に発展させる方針だ。沖縄県内では他にも北谷町や南城市などがレベル4に向けた実証事業に取り組んでいるが、生活手段となる路線バスでの実験は県内初という。

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