河合楽器製作所はインドネシア最大級の商業施設「イオンモールデルタマス」内に、ショールーム兼音楽教室を開いた。同施設は首都ジャカルタ近郊の開発エリアに位置し、交通アクセスが良い。多くの来場者が見込める施設内に店舗を構えることで顧客との接点を増やし、同社製ピアノの普及につなげる。
8日に開業した。オープニングセレモニーで河合健太郎社長は「これまでピアノに興味がなかった人にも気軽にカワイのピアノに触れ、興味を持ってほしい」と述べた。
ショールーム兼音楽教室の面積は223平方メートルで、グランドピアノや電子ピアノなど約30台を展示。個人レッスン室5室のほか、グループレッスン室も設けた。同国内では4店舗目の直営店となる。
同社は主要市場の中国で景気低迷や教育政策の転換の影響を受け、ピアノ販売が落ち込んでいる。経済成長が続くインドネシアなど東南アジアでの音楽教育事業を一段と加速し、楽器演奏人口を伸ばすとともに優良顧客の獲得を狙う。
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