日本航空(JAL)は30日、使用済み紙コップを再生した紙コップを国内線の一部で提供すると発表した。日本製紙や東洋製缶グループホールディングス子会社の東缶興業と組み、機内で分別・回収した使用済み紙コップをリサイクルする。
6月1日から羽田空港を出発するJALの国内線で再生紙コップを使う。JALと日本製紙は2022年12月から機内で使った紙コップの分別・回収に取り組んでいた。今回提供する再生紙コップには機内で回収した紙コップ由来を含む古紙パルプを25%配合する。
これまで機内で回収した紙コップは段ボールなどに再利用されていた。異物が混ざらない様に回収・分別の精度を高めたほか、日本製紙が食品や飲料用の紙容器専用リサイクル設備を新設したことなどで、紙コップへのリサイクルが可能になった。
今回の取り組みは再生紙コップの在庫がなくなり次第終了する。JALでは継続的な実施も「前向きに検討する」としている。
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