1200本限定で「葡萄(ぶどう)とざくろのワインカクテル」を発売する

アサヒビールが出資するスマドリ(東京・墨田)は30日、アルコール度数3%のワインカクテルを発売したと発表した。低アルコール飲料を手掛けるSEAM(シーム、横浜市)と共同で開発し、味やパッケージ、価格設定にはZ世代の消費者の声を盛り込んだ。1200本の数量限定でお酒が強くない人へのプレゼント需要などを狙う。

「mellowl(メロル) 葡萄(ぶどう)とざくろのワインカクテル」は2023年7月に発売した低アルブランド、メロルの第2弾商品。第1弾の「メロル 夜風感じるトロピカルミント」は発売3週間で500本が完売した。

第2弾商品は果汁73%でザクロの果汁と2種類のブドウを使った。飲み口はフルーティーながらワインの渋い後味を感じられる。スマドリが東京・渋谷で展開するバーではグラス1杯600円から提供するほか、300ミリリットル瓶1本を1000円で店頭販売する。シームの電子商取引(EC)サイトでは1本700円(送料別)で販売する。

開発にはスマドリのバーに来店した消費者などからZ世代の3人を選び、「メロルプロデューサー」として任命。飲みたいシーンや味わいに関するニーズを聞き、半年かけて開発した。同プロデューサーの野沢あやこさん(26)は「(自分自身も)良いものに時間やお金をかけたい。メロルはちょうどいい特別感がある」と話す。

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