阿波銀行が自家消費用に稼働させた太陽光発電設備(徳島県吉野川市)

阿波銀行は同行で最大規模となる太陽光発電施設を稼働させた。預金のデータ管理などを担う鴨島センター(徳島県吉野川市)の敷地内に、約1500枚の太陽光パネルを設置した。発電の全量を自家消費に回し、同センターの年間使用量の36%程度をまかなう。

太陽光パネルの設置面積は4200平方メートル。最大出力は615キロワットで、一般家庭なら約170世帯分の使用量にあたる年間76万5000キロワット時の発電量を見込む。5月末に竣工式を開き、本格稼働を始めた。

新施設の発電量は同行全体の年間使用量の8%程度に相当するという。二酸化炭素(CO2)排出量も年間約420トン減らす効果が期待できる。

阿波銀はすでに県内9カ所の営業拠点で、屋上などを使った太陽光発電を手がけている。電気自動車(EV)やハイブリッド車などの環境対応車も125台を導入した。

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