北海道エアポートの蒲生猛社長はグラハン人材不足について「自治体と一緒に有効な手立てを考えたい」と話す(5月、札幌市)

空港での地上業務を担う「グランドハンドリング(グラハン)」人材が北海道内の空港でも不足している。新千歳空港など計7空港を道内で運営する北海道エアポート(HAP、北海道千歳市)の蒲生猛社長は「一歩踏み込んで取り組まないと解決しない。やれる可能性はすべて考えなければいけない」と危機感をあらわにする。

グラハン人材不足は新規路線の就航に影響する。北海道では雪やスキーを求めるインバウンド(訪日外国人)需要増加に伴い、国際線の就航ニーズも高まる。「現状で人手が問題ないという段階にはなっていない。冬に向けて詰めた議論を進める必要がある」と呼びかける。

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