「グロース文京飯田橋」にはディープテック企業など14社が入居する

住友不動産は3日、インキュベーションオフィス「グロース文京飯田橋」を住友不動産飯田橋ビル(東京・文京)内に開業した。周辺に大学が多くある立地を生かし、先端技術を活用したディープテック企業を中心に14社が入居する。

スタートアップが自社のサービスを実証できる場としても提供する。特殊冷凍機を手がけるデイブレイク(東京・品川)はおにぎりの直営店をオフィス内に出す。同社初の直営店になる。ビルの入居者のランチ需要を取り込む狙いだ。

住友不動産と文京区は同日、スタートアップの育成に関する連携協定も結んだ。成沢広修区長は「新技術によって地域課題解決を目指したい」と述べた。住友不動産の橋爪弘幸常務執行役員は「サービスが広く社会に受け入れられ、社会に還元されていく形を目指す」と話した。

「グロース」シリーズは同施設で9カ所目。将来は再開発する予定だが、取り壊すまでの間、スタートアップ向けに相場より安く提供している。

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