婚活サービス最大手のIBJは4日、婚活を始めたきっかけについての調査結果を発表した。男性は「家族がほしいと感じた」や「一人だと寂しいと感じた」が多く、孤独感が主な理由だった。女性も家族がほしいが最多だったが、「年齢に焦りを感じた」も23.6%だった。
2月8日から20日に、IBJ結婚相談所ネットワークで成婚し退会した男女3815人にアンケートした。
男性は「家族がほしいと感じた」(30.8%)や「一人だと寂しいと感じた」(28.6%)が多かった。女性は「家族がほしいと感じた」(26.5%)に続き、「年齢に焦りを感じた」(23.6%)と答えた人が多かった。「子どもがほしいと思った」と回答する割合は男性より4.6ポイント高い12.8%だった。
年代別でみると、20〜40代では「家族がほしいと感じた」を選んだ人が最多で、約3割を占めた。50代以降からは「一人だと寂しいと感じた」が最も多かった。男性の50代では53.8%、60代以降は72.2%だった。女性は50代の64.9%、60代以降の76.9%が寂しさを理由に挙げた。
結婚相談所に入会した理由を聞いたところ、「出会いがなかったから」のほか、「活動者の真剣度が高いから」との回答が男性25.4%、女性28.9%だった。
「第三者のサポートがあったから」も1割程度の回答があった。国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、「異性との交際経験がない」と答えた若者はおよそ3割存在する。異性との付き合い方が分からないと考える若者からの需要もあるようだ。
「結婚後に感じた結婚相談所における最大のメリット」としては、男女ともに「効率よく活動できる」が最多で、タイパ(タイムパフォーマンス、時間対効果)を重視する傾向が強かった。女性は「安心できる(独身証明書の提出が必須)」が25.8%と男性よりも14.8ポイント高く、会員情報に偽りがないことや安全性の高さが評価されていた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。