宇都宮短期大学付属中学校(宇都宮市)は4日、生徒が登下校時に交通系ICカードを校内の読み取り装置にかざすと保護者に通知が届くサービスを始めた。交通系ICカードを使った登下校確認の採用は栃木県内の小中高校で初めてという。

クラウドサービスのGreatValue(東京・港)と連携し導入した。保護者が事前に同社提供のアプリに個人情報、生徒が使う「Suica(スイカ)」や地域の交通系ICカード「totra(トトラ)」のID番号を入力しておくと、登下校時に教室前に置く読み取り装置にタッチするだけで保護者にメールで知らせる。

同校の生徒は約140人で市外からの通学も多く、約60キロ離れた那須塩原市からも通ってくるという。通学途中で体調を崩す場合も想定され、生徒の安否確認にも有効とみている。同校の鈴木友晴主事は「タッチは朝のホームルームで確認し、忘れた人にはその場で済ませてもらう」と説明している。

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