低価格帯のプランで契約数を増やす楽天モバイルに対抗する

ソフトバンクは6日、携帯電話の格安ブランド「LINEMO(ラインモ)」の新料金プランを発表した。データ通信量に応じて料金が2段階で変わる。低価格帯のプランで契約数を増やす楽天モバイルに対抗する。

2種類の新プランを7月下旬に始める。「LINEMOベストプラン」は、データ通信量が月3ギガ(ギガは10億)バイト(GB)までは990円、10GBまでは2090円となる。10GBを超えると速度制限がかかる。「LINEMOベストプランV」は20GBまでで2970円、30GBまでで3960円となる。

これまでは3GBまでで990円、20GBまでで2728円の2種類を提供していた。ソフトバンクの寺尾洋幸専務執行役員は「データ使用量の上限を超える人が年々増加していることに対応した」と説明する。

低価格帯では楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」が契約数を伸ばしている。3GB〜無制限の間で料金が3段階に変わるプラン(1078〜3278円)で、動画などを視聴するデータ使用料の多い利用者に支持されている。LINEMOは伸び悩んでおり、新プランで挽回を狙う。

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