ファースト住建が6日発表した2023年11月~24年4月期の連結決算は、純利益が前年同期比41%減の5億5100万円だった。建築コストや人件費の上昇に加えて、物価上昇などによる消費者マインドの悪化で戸建て住宅事業が苦戦した。同期間の販売棟数は18.5%減の503棟だった。
売上高は18%減の171億円、営業利益は39%減の9億300万円だった。国土交通省によると、4月の新設住宅着工戸数は前年同月比13.9%増の7万6583戸と11カ月ぶりに増加に転じた。一方で注文住宅を指す「持ち家」は同3.9%減で29カ月連続で前年同月を下回った。ファースト住建は「需給バランスの悪化から市場は供給過多の状況が続いている」と分析している。
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