交通量が各エリアで回復した

東日本高速道路(NEXCO東日本)が7日発表した2023年度の連結決算は営業利益が55億円の黒字(前年度は51億円の赤字)だった。山間部などで高速道路をまたぐ一般道路の耐震化工事が前の年度に完了し営業費用が減少したことで黒字に転換した。新型コロナウイルス禍で落ち込んでいた交通量が各エリアで回復し料金収入も増えた。

売上高に当たる営業収益は微増の1兆1115億円だった。高速道路事業の料金収入は8164億円と3%増えた。交通量はコロナ禍前の19年度比で0.5%増えた。

サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の事業も店舗営業が回復し、営業利益が70%増の39億円だった。「売り上げはまだコロナ禍前ほどには戻っていない」(NEXCO東日本)という。

24年度は営業収益が前年度14%増の1兆2652億円、営業利益が同4%減の53億円を見込む。

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