カナモトは7日、2023年11月〜24年4月期の連結純利益が36億円となり、前年同期に比べて24%増えたと発表した。国内の建設工事が堅調に推移し、主力の建機レンタルの需要が拡大した。

売上高は4%増の1006億円、営業利益は16%増の61億円だった。上半期の売上高が1000億円を超えたのは初めて。建機レンタルの単価改善や、中古建機販売の増加も収益改善につながった。

地域別でみると九州沖縄や北海道地区で、建機レンタル売上高の伸びが大きかった。九州沖縄では、台湾積体電路製造(TSMC)や防衛関連の工事が進捗し増収につながった。北海道では、最先端半導体の製造を目指すラピダスの工場建設が進んでいることや、北海道新幹線の延伸工事向けが旺盛だった。

24年10月期は従来予想を据え置き、売上高は前期比4%増の2053億円、純利益は23%増の83億円を見込む。

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