NEXCO西日本は24年3月期の連結決算を発表した(7日、大阪市北区)

西日本高速道路(NEXCO西日本)が7日発表した2024年3月期の連結決算は、純利益が106億円と、前の期の3億9200万円から大幅に伸びた。新型コロナウイルスの影響が緩和し、通行台数と料金収入、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)の店舗売り上げがいずれもコロナ禍の影響が本格化する前の20年3月期を上回った。前の期に比べて電気代高騰や雪害対策への費用が落ち込んだことも影響した。

売上高にあたる営業収益は前の期比10%増の1兆770億円だった。営業損益は4億円の赤字だった前の期から99億円の黒字に回復した。労務費や材料費が増加する一方で、前の期に過去最大だった雪害対策費用などが落ち着いたことで、管理費は微増にとどまった。

関西セクショントップページはこちら

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。