ENEOSは茨城県南部の牛久市にロードサイド型の複合商業施設を開業した。ENEOS直営のガソリンスタンドとランドリーに飲食店、ゴルフ練習場、マッサージ店などを併設した。ENEOSはこの牛久市の施設を集客力向上に向けた実験店と位置づけており、今後、他の地域でも新しいタイプのサービスステーションの開設を進める予定だ。
3月29日に開業した「ENEOSプラットフォームひたち野うしくサービスステーション」は、セルフ式のガソリンスタンド、ランドリーのほか常設店は飲食の「ドトールキッチン」、室内ゴルフ練習場の「ドアトゥゴルフ」、低料金ジム「chocoZAP(チョコザップ)」、マッサージ店「グイット」、ペットショップ「ペットプラス」の5店が入居した。
このほか敷地内では不定期で、地元で生産、収穫される青果物を販売する産直売り場も開設される。
これまでもENEOSのガソリンスタンドにはコンビニエンスストアなど他の商業店舗を併設するケースはあった。集客力強化をめざし、複合商業施設として開発を本格化したのは、今回、開業したサービスステーションが初めて。人口減少や自動車の燃費向上を背景に給油需要が減り、競争が厳しさを増す中、ENEOSはガソリンスタンドが中核の複合商業施設を展開することで、集客力の強化につながるか検証する。
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