NHKの経営環境は大きく変化している

NHK経営委員会の古賀信行委員長は11日、報道陣の取材に応じ、稲葉延雄会長ら執行部とガバナンス(企業統治)などの重要事項に関して定期的に議論する会議体を同日付で設置したことを明らかにした。番組のインターネット配信をテレビ放送と同じ「必須業務」に格上げする改正放送法が成立するなど経営環境が大きく変化する中、両者で集中して議論する。

NHKの最高意思決定機関である経営委員会と執行部との間で設けた会議体は「ガバナンス協議会」で、2024年度からの3カ年の経営計画に設置する方針を掲げていた。今後の開催頻度について、古賀委員長は「最低でも四半期に1回で、臨機応変に対応する」と述べた。会議の議事録も作成する。

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