日本で初公開されたドーディチチリンドリ(11日、東京都港区)

イタリアの高級車メーカー、フェラーリの日本法人は11日、新型スポーツカー「12Cilindri(ドーディチチリンドリ)」を日本で初めて公開した。12気筒の自然吸気エンジンを搭載し、最高出力は830馬力と力強い走りを実現した。価格は5674万円から。すでに5月から受注を始めているが、日本での納車時期は未定だ。

最高速度は時速340キロメートルで、発車から2.9秒で時速100キロメートルに達する。1947年のフェラーリ創業時に発売したモデルと同じ12気筒エンジンを搭載した。着色したガラスルーフなどで高級感のあるデザインに仕上げたほか、内装にはリサイクルしたポリエステルを用いるなど環境にも配慮した。

フェラーリのヘッドオブプロダクトマーケティングのエマヌエレ・カランド氏は「日本の市場はラグジュアリー、イノベーション、歴史に高い関心があり、(今回発表した車は)日本の市場に適したモデルになった」と話した。

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