アークランズは11日、卸売事業を分割し新たな子会社を設立すると発表した。9月にも100%子会社のアークランドサカモト(新潟県三条市)を設立する。子会社として責任者を置いて経営判断を迅速化し、これまで主力だったホームセンターへの卸売りに加え自社商品の企画開発と販路拡大に力を入れる。

アークランズを分割会社とし、新設のアークランドサカモトに卸売事業を承継させる。「アークランドサカモト」はアークランズの旧社名。卸売事業は同社の祖業で、取引先の認知度も高く商標手続きも最小限で済ませられることなどから旧社名を採用した。

卸売事業の売上高にあたる営業収益は2024年2月期で114億円。主にDIY関連商品や園芸用品の卸売りのほか、商品の自社開発にも乗り出している。31年2月期に300億円の売り上げを目指す。

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