デンソーは11日、京セラと共同で、古い工場の屋根にも設置できる太陽光発電システムの実証実験を始めると発表した。軽量化のために構造を見直し、固定する器具を含めた重さを従来品の半分にした。再生可能エネルギーの拡大を進めるため、幅広い工場の屋根での設置の可能性を探る。
新たな太陽光発電システムは、カーエアコンを生産するデンソーの西尾製作所(愛知県西尾市)内の一部工場の屋根に設置する。2024年10月から25年の9月まで実証を行い、信頼性や発電量を検証する。将来的に国内外の工場への展開も視野に入れる。
1981年以前の耐震基準で設計された工場の屋根は、従来の太陽光発電システムでは重さに耐えられず設置が難しかったという。
今回デンソーは工場の屋根の構造や耐えられる重さを分析。そのデータを元に京セラが重さを分散する構造にした軽量なシステムを設計した。
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