サトウ食品が13日発表した2024年4月期の連結決算は、純利益が前の期比25%増の22億円だった。エネルギーや資材価格の高騰などを受けて値上げしたパックご飯や個別包装した餅の販売が好調だった。

売上高は7%増の425億円。パックご飯の売り上げは11%増えて261億円だった。非常食としてだけでなく、手軽に食べられる日常食として需要を伸ばした。リピーター層の購入も売り上げを支えた。

包装餅の売り上げは2%増の164億円となった。スティック状の餅製品が人気で、食べ方提案などの販促も効いた。

地政学リスクの影響や人件費や物流費の上昇など先行きが不透明な状況のため、25年4月期の業績予想は未定とした。

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