良品計画は17日、再生プラスチック素材のマネキンを「無印良品」の店舗に導入すると発表した。再生ポリエチレンを100%使い、製造や廃棄による二酸化炭素(CO2)排出量を減らす。まず、20日以降に開業する店舗に導入し、既存店に広げることも検討する。
古いマネキンを溶解しリサイクルして作った。従来の繊維強化プラスチック(FRP)製に比べ耐久性が高いのが特徴で、輸送の際に破損を防ぐ梱包材を減らせる。使用後はリサイクル原料として再利用できるためマネキンそのものの廃棄が減る。
良品計画は2023年秋から陳列棚などの備品を輸送する際のプラスチック梱包を削減しているほか、梱包材の再生紙や再生段ボールなどへの変更に着手している。一連の取り組みで新品プラスチックの年間使用量を約6トン減らす見込みだ。
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