取材に答える豊田章男トヨタ会長(中央)と達増拓也岩手県知事㊧(17日、トヨタ自動車東日本岩手工場)

トヨタ自動車の豊田章男会長は17日、トヨタ自動車東日本岩手工場(岩手県金ケ崎町)で東北との関係について「東日本大震災が起こったときにトヨタは実業をもって貢献したいという決心のもと、ここに自動車産業を根付かせることを選んだ。もう一つ、震災が起こったことを絶対に忘れない。この2点に尽きる」と述べた。

同工場で生産しているレクサスの新型多目的スポーツ車(SUV)「LBX」の式典で語った。

豊田会長は16日に岩手県に入り、レクサス開発ドライバーで県出身の佐々木雅弘氏と岩手山麓などをLBXでドライブしたという。「道がクルマをつくる。道が人を鍛える」「クルマづくりにはいい道と感じた」と感想を紹介した。

県の製造品出荷額の1位が自動車で、全体の2割を超えるまでに育っている点を挙げ、「このクルマも岩手産だ」とLBX生産に携わる関係者をたたえた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。