福岡市南区の油山にある複合体験型アウトドア施設「ABURAYAMA FUKUOKA(アブラヤマ フクオカ)」に富裕層向けのグランピング施設が完成し、18日にオープンする。15日に内覧会があり、ビラなどが公開された。
JR九州リージョナルデザイン(福岡市南区)がアウトドア用品メーカー、スノーピーク(新潟県三条市)とフランチャイズ契約を結び、運営する。
施設には、プライベートビラ(定員4人、約150平方メートル)1棟▽コテージ(定員3人、約50平方メートル)3棟▽テント(定員6人、約75平方メートル)10棟――がある。ビラ、コテージには福岡市を一望できるアウトドアリビングやサウナが備えられている。
1人の利用料金(1泊2食)は、ビラ7万5700円▽コテージ5万100円▽テント2万7900円――。いずれも食事は、パリでミシュラン一つ星を獲得し、2018年に福岡市にレストランをオープンした吉武広樹さんが手がける。
「アブラヤマ フクオカ」は、老朽化した福岡市の油山市民の森と油山牧場を、JR九州を代表とする企業グループが「人と都市と自然の共生」をビジョンに再生。キャンプフィールドやシェアオフィス、森林アスレチックなどがある。
15日のセレモニーで福岡市の高島宗一郎市長は「仕事にも遊びにも全力で没頭できる。家族や友人と来て、リフレッシュしてほしい」とあいさつした。JR九州の古宮洋二社長は「自信を持ってご利用いただける場所になった」と述べた。【下原知広】
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