エーザイの「フィコンパ」は2012年に欧州で、16年に日本で承認された

エーザイは17日、抗てんかん薬「フィコンパ」の注射薬を発売したと発表した。従来は経口薬しかなかったが、患者が手術などで服用できない場合にも投与を続ける選択肢になる。価格は一回(2ミリグラム)あたり1962円で、保険が適用される。

てんかんは脳の神経細胞の信号が乱れ、意識障害やけいれんなどの発作を起こす。国内の患者は約100万人とされている。フィコンパはエーザイが作った薬で、2012年に欧州で、16年に日本で承認された。神経の過興奮を抑制する。

てんかん患者が手術の前後などで一時的に薬を服用できない場合、投与を中断することで発作のリスクが懸念される。錠剤などを服用できないときでも、注射薬を投与できるようになる。

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