山陰合同銀行が、配偶者の海外赴任への同行や、本人の大学修学などの期間中について、休職を認める制度を導入した。意欲のある行員のリスキリング(学び直し)を支援するほか、ライフイベントに伴う行員の退職を防ぐ。優秀な人材をつなぎとめるとともに、長く働いてもらえる職場環境づくりにつなげる。

「キャリア休職制度」をこのほど導入した。利用を想定するのは①配偶者の海外赴任への同行②大学などへの修学――の2つ。学位や資格などのスキル習得に加え、行外で知見を広め、今後のキャリアに生かしてもらうことを期待している。これ以外のケースについても、個別に相談したうえで柔軟に対応するとしている。休職期間の上限は明確に定めておらず、本人の希望なども踏まえて決める。

勤続2年以上の行員などが対象となる。同行は制度導入の狙いについて「柔軟な働き方を推進してワークライフバランスの充実を図り、長く活躍できる職場づくりを進めたい」としている。

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