IIJの亀井正浩・コンシューマサービス部長が新たに始める優待プログラムについて説明した(20日)

インターネットイニシアティブ(IIJ)は20日、個人向け格安スマホサービス「IIJmioモバイルサービス」の利用者向けに優待プログラムを始めると発表した。2台目の購入時や機種変更の際に使える端末の割引券を配布する。家族割引や長期利用特典も拡充し、既存の利用者をつなぎ留める。

対象の3機種を購入した際に、次回端末を購入する際に使える割引券を21日から配布する。過去に対象端末を購入した客にも適用する。割引幅は利用期間によって異なる。

通信事業者が収益力を高めるには利用者に複数台利用してもらうことが不可欠だが、現状IIJの端末購入者のうち複数台契約している人は13%と伸び悩んでいる。新たな施策で2台目以降の購入のハードルを下げたい考えだ。

さらに長期間の契約を促すため、データ容量定額プラン「ギガプラン」の音声回線を2回線以上使う利用者に1回線あたり月額100円の値引きを今秋ごろに始める。家族でも1人でも複数回線利用する場合は永年で割り引く。

今冬には契約期間に応じてデータ容量を配布する取り組みも始める。例えば、13〜24カ月利用した人には年に3回、1ギガ(ギガは10億)バイトのデータ容量を付与する。

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