リクルートは17日、働く人のランチ代に関する調査結果を発表した。予算の全体平均は452円と2年連続で過去最高を更新した。最も高かったのは「出前、デリバリー」で平均1368円、次いで「外食店内での食事」が同1243円となり、ともに4年連続の増額だった。物価の上昇や値上げが影響しているとみられる。
リクルートの調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が3月1日から12日、首都圏、関西圏、東海圏の約1万人を対象に平日のランチについてインターネット経由で調べた。「自炊・弁当」は392円で、全体平均の金額を押し下げた。
ランチが「自炊、または家族等が作った食事」の人が最も多く全体の31.1%だった。新型コロナウイルス禍で在宅勤務が増えたが、直近2年は減少傾向だ。「小売店や飲食店で購入した食事」(20.4%)、「自分、または家族等が作った弁当」(19.2%)が続いた。
働き方の変化によるランチへの影響では、「テレワークを行う機会が増えたため」「テレワークが日常化したため」の各項目の構成比が前年より減った。「コロナ禍前までの働き方に戻りつつあるため」は前年より伸びた。テレワークや在宅勤務など、コロナ禍で増えた働き方は平時に戻りつつある。
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