静岡県がまとめた5月の静岡空港(牧之原市)の搭乗者数は前年同月比6%減の4万1498人だった。フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)の熊本線が期間運航になったことなどで国内線の提供座席数が減った影響が出た。国際線は引き続き好調なソウル線と比べて中国方面の搭乗率の低さが目立つ。

国内線搭乗者数は19%減の2万8649人だった。FDAの福岡線も1日4往復から3往復に減った期間があった。国際線は46%増の1万2849人。チェジュ航空のソウル線は5月として過去最高の搭乗者数と搭乗率を記録した。上海線は2231人が使って搭乗率は45%だった。新型コロナウイルス前の19年同月比だと国内・国際合計で4割減の水準だ。

静岡空港は4日に開港15周年を迎え、前後の土日に関連イベントを催した。空港運営会社によると約1万9000人が訪れ、前年の周年イベントを上回った。7月10日には中国・杭州線が復活するなど、搭乗者数増加の兆しはある。県担当者は「静岡から中国を経由して欧州に行くプランなど、需要の喚起に努めたい」と意気込んだ。

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