タフブックは、衝撃が加わったり温度や粉じん、飛沫などが多く存在したりする工場や建設現場などでの使用を想定する

パナソニックホールディングス(HD)傘下でシステム開発を手がけるパナソニックコネクトは20日、落としても壊れにくいノートパソコン「タフブック」の新モデルを7月から順次発売すると発表した。従来の耐振動や防じん、防滴性能に加え、処理速度が約30%向上した。強度と性能の高さが求められる工場や建設現場での需要を取り込む。

従来モデルと比べて画像処理性能は約50%上がったほか、端末内での生成AI(人工知能)の処理速度も向上した。クラウドに接続しなくても速度を落とさず処理できるという。

市場想定価格は約54万円で、非接触のICカードリーダーや記憶装置など別料金で機能を拡張できる。タフブックで初めて次世代規格「Wi-Fi7」にも対応した。10月からLTE(4G)や次世代通信規格「5G」に対応したモデルを発売し、同価格は約63万円だ。

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