総務省によりますと、先月5月の消費者物価指数は生鮮食品を除いた指数が2020年の平均を100として107.5となり、去年の同じ月より2.5%上昇しました。

上昇率は前の月から0.3ポイント上がり、3か月ぶりに拡大しました。

再生可能エネルギーの普及のための費用として電気料金に上乗せされている「再エネ賦課金」が引き上げられたことなどが要因で、「電気代」は去年の同じ月から14.7%上昇し、去年1月以来1年4か月ぶりにプラスに転じました。

一方「生鮮食品を除く食料」は3.2%の上昇で前の月から0.3ポイント下がり去年9月以降、9か月連続で伸びが鈍化しています。

「生鮮食品を除く食料」で上昇したものをみると「果実ジュース」が28.5%「せんべい」が16.9%「調理カレー」が15.8%「コシヒカリを除くうるち米」が10.3%、輸入品の「牛肉」が7.4%、などとなっています。

総務省は「円安による輸入物価の上昇は、今後、一定の時間をおいて物価に影響してくるとみられる。また人件費の上昇がサービスの価格にどのように反映されるか注視していきたい」と話しています。

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