取引先との会食や社内の飲み会は、多くのビジネスパーソンが経験するイベントです。お酒は適量であれば円滑なコミュニケーションを促しますが、飲み過ぎれば生活習慣病のリスクを高める可能性もあります。ほどほどに楽しんで健康を保つために、参考になる記事を選びました。(内容や肩書などは掲載当時のものです)
ビジネス・クリップ 「ビジネス・クリップ」は日々の記事の中から、ビジネスパーソンに役立つ実践的で、読まれたものを集めたコンテンツです。保存して後から読んでも、移動中に斜め読みしても。あなたのビジネススキルの向上にお役立てください。リスク高める純アルコール量、女性は男性の半分
女性は一般的に男性に比べてアルコールの分解速度が遅く、身体に負担がかかりやすいそうです。厚生労働省が2月に発表した飲酒ガイドラインは、生活習慣病のリスクを高める飲酒量について、1日あたりの純アルコール量で女性は20グラム以上と、男性の40グラム以上の半分としました。
20グラムというと、ビールの中ジョッキで1杯、ワインなら小グラス2杯、日本酒なら1合に相当します。
厚労省のガイドラインは「飲酒による疾患への影響は個人差がある」としたうえで、「飲酒の影響を受けやすい体質を考慮する必要がある場合などには、より少ない飲酒量(純アルコール量)とすることが望まれる」としています。
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ノンアルでも楽しむ
健康に配慮し、低アルコールやノンアルコールを好む人が増えています。
アサヒビールは2020年、飲める人も飲めない人もお酒の場を楽しむというコンセプトのキャンペーン「スマートドリンキング宣言」を始めました。25年までにアルコール度数3.5%以下の商品が販売に占める割合を、20%以上に引き上げる方針です。
松屋銀座店(東京・中央)は5月にオープンした屋上のビアガーデンで低アルコール飲料を初めて導入し、ノンアルコールのカクテル「モクテル」の種類も前年の2倍に増やしました。
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