eスポーツチーム運営のフェンネル(東京・渋谷)は17日、就職活動支援事業に関して誤った説明をしたと発表した。

同社は2023年から、学生が対象のゲームコミュニティー内で就活支援を目的にゲーム大会を企画し、スポンサー企業と学生の面接の機会をつくるなどの取り組みをしてきた。

ただ、人気対戦ゲーム「ヴァロラント」など就活支援事業で活用するゲームには営利目的の利用を禁じているものがあるが、営利目的と捉えられる説明を行ったうえ、一部のPR活動で著作権を保有する企業の了承がないままゲーム名や画像を使っていた。

フェンネルはこうした事態が起きた背景について、「社内で認識に齟齬(そご)があった。業務フローが確立しておらず、著作権の保有企業などへの確認を怠っていた」と説明。「事態を重く受け止め、再発防止に努める」と述べ、今後はPRの専任担当者を置くほか、許諾確認の業務フローを整えるとしている。

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