北九州空港の出発ロビー

北九州空港の旅客・貨物ターミナルビルを運営する第三セクター、北九州エアターミナル(北九州市)が24日発表した2023年度の単独決算は、営業損益が1億5200万円の黒字(22年度は930万円の赤字)だった。黒字転換は4期ぶり。売上高は前の期比23%増え、過去最高の10億8900万円だった。

新型コロナウイルスの5類移行などで旅客需要が回復し、航空会社や土産物店などからの家賃収入や設備使用料収入が増えた。

23年度の国内線旅客数は前の期比27%増の106万人で、コロナ禍の影響がなかった18年度の74%の水準だった。国際線旅客数は11万人と18年度の33%の水準にとどまった。ターミナルビル来館者数は29%増の169万人だった。

国内航空貨物の取扱量は前の期比4%減の2200トン、国際航空貨物は35%減の9800トンだった。

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