充電利用時にはスタンドに記されたQRコードをアプリで読み取る(25日、浜松市)

中部電力ミライズ(名古屋市)は25日、電気自動車(EV)充電サービス「treev(ツリーブ)」のスタンド第1号を浜松市内の「ホテル ヴィラくれたけ」の駐車場で運用し始めた。年間2000基程度を展開し、2030年度末までに1.5万基の設置を目指す。

サービスは2月に提供を始め、駐車場の所有者が設置費(約160万円)や月額利用料(5000円)を負担して収益の一部を受け取る「きほんプラン」と、設置費や月額利用料は無料だが収益の還元はない「おためしプラン」がある。

専用アプリをスマートフォンなどに取り込み、電話番号やクレジットカード情報を登録後、充電スタンドに記されたQRコードをアプリで読み取れば利用できる。

同ホテルを経営する呉竹荘(浜松市)の山下智司社長は「8月に蒲郡クラシックホテル(愛知県蒲郡市)にも設置する計画。充電サービスの拡大で利便性向上に努めたい」と述べた。中部電力ミライズの担当者は「電気で付き合いがある企業を中心にアプローチしていく。中部圏を中心に展開していきたい」と話す。

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