記者会見するラクス執行役員の吉岡耕児氏(26日、東京都新宿区)

経費精算クラウドシステムを手掛けるラクスは26日、取引先から受け取った請求書の処理を効率化するサービスを7月から販売すると発表した。取引先から届く請求書をデータ化してクラウドで一元管理でき、経理業務の負担軽減につながる。中小企業でも使いやすい手ごろな料金体系に設定し、新規顧客の獲得を目指す。

新サービスの名称は「楽楽請求」。受け取った請求書の社内申請や経理による支払い処理、請求書の保管といった受領後の一連の業務を支援する。「楽楽請求」にアップロードされた請求書の情報をデータ化し、会計システムに連携できる。受け取った請求書がインボイス制度に対応しているかを判別する機能も備える。

手入力での仕訳作業や支払い用データの転記が不要になり、経理担当者の業務負担やミスの軽減につながる。ラクスによると、請求書の処理や保存のために手作業でかかる時間を約6割削減できるという。

7月から販売し、提供開始は10月を予定する。導入費用は月額3万5000円から。

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