アインホールディングスは調剤薬局などを展開する

アインホールディングス(HD)は26日、香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントの株主提案に反対すると表明した。オアシスはアインHDの企業統治を問題視し、社外取締役の解任などを求めていた。同時に会社側の取締役選任案を発表し、社外取締役を4人から5人に増やす。解任を求められていた2人の社外取締役は任期満了に伴い退任する予定だ。

アインHD株を約15%保有するオアシスは独立性を欠くことなどを理由に、社外取締役を務めるセブン&アイ・ホールディングス副社長の伊藤順朗氏、元丸紅副社長の山添茂氏の解任を求めていた。アインHDは両氏の解任議案に反対しつつ、2人は7月30日に開催予定の定時株主総会をもって退任するとした。

オアシスは4人の社外取締役の選任も求めたが、アインHDは自社や業界に関する知見が乏しいなどとして反対を表明した。アインHDは元名古屋高裁長官の綿引万里子氏やセブン―イレブン・ジャパン副社長の木村成樹氏など、5人の社外取締役を含む11人の取締役候補を示した。「コンプライアンス推進体制及びガバナンス体制の強化に向けた各種施策に寄与することが可能な候補者」だとしている。

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