花キューピットは新入社員の両親に花束を届ける企業向けサービスを始める

生花の通信販売を手掛ける花キューピット(東京・品川)は、新入社員の両親などに花束を届ける企業向けのサービスを7月1日から始める。花の代金と通常の手数料を除き、追加料金はかからない。新入社員が長く働ける環境づくりを進める企業のニーズに応える。

花キューピットは生花店向けに配達サービスを手掛けている。同社のサイトから注文し、加盟している全国の生花店が、花束などの商品を届ける仕組みだ。全国で約4000店が加入している。

花束と、付属するメッセージカードのほか、オプションで手書きの手紙なども追加できる。まずは花キューピットの法人会員を中心に売り込む方針だ。利用する法人にも、追加料金はかからない。

若手社員など人材の定着は企業の課題になっている。厚生労働省によると、2020年卒の就職後3年以内の離職率は全国の大卒者で32.3%だった。花キューピットの三木有子広報担当副部長は「ご家族にも安心していただくサポートが花贈りでできるのではないか」と述べた。

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