物流拠点の建設予定地(サムットプラカーン県)=東京建物提供

東京建物は27日、タイで物流施設を開発すると発表した。現地の不動産会社と共同で、物流用倉庫を建設する。これまでタイでは分譲マンションやオフィスを手掛けてきた。電子商取引(EC)の普及に伴い物流需要が見込めるとして、事業の幅を広げる。

現地の不動産デベロッパーSCアセット・コーポレーションの子会社と共同で物流倉庫をつくる。バンコク近郊と同国最大の貿易港であるレムチャバン港近くの2カ所を予定しており、両施設とも25年から26年にかけて段階的に開業する。

東南アジア諸国連合(ASEAN)では近年、日本の不動産大手による物流施設への投資が相次いでおり、野村不動産や大和ハウス工業もフィリピンやタイでの投資計画を明らかにしている。

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