ライフコーポレーションは1日、髪色やアクセサリーなど身だしなみの基準を緩和したと発表した。全従業員が対象で髪色や髪形は原則自由とし、ネイルやピアスも認める。人手不足が深刻になる中、個性を尊重する職場環境を整備して人材を確保する。
ライフは首都圏と近畿圏で約300店を展開する。従来、髪を染める場合は自然な色として金髪や原色を禁じていたほか、派手な髪形は認めていなかった。1日からは「清潔かつ衛生的で、顧客に不快感を与えないこと」を前提として髪色、髪形を自由にした。レジ部門など食品加工を行わない従業員はネイルやピアス、指輪の装着も認める。
スーパーでは身だしなみ基準を緩和する動きが相次いでいる。東京都が地盤のサミットは5月から髪色を原則自由としたほか、つけまつげやカラーコンタクトの使用も可とした。イオン傘下のマルエツは6月から髪色やアクセサリーの装着を自由にしたほか、Tシャツやジーンズでの勤務を認めるなど服装の自由度も高めている。
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