三井化学は石油化学関連事業の収益落ち込みを受け事業を再編している

三井化学は1日、子会社で化学専門商社の活材ケミカル(東京・中央)を化学専門商社の田中藍ホールディングス(福岡県久留米市)に売却すると発表した。三井化学が進める事業再編の一環で、売却額は非公表。業績への影響は軽微としている。

6月28日に契約を結び、9月末に保有する株式54.55%の売却を完了する予定だ。活材ケミカルは三井化学グループのプラントから出る副産物を使ったウレタン樹脂材料の販売などを手掛けており、売却後も取引は続ける。

三井化学は石油化学関連事業の収益が中国の増産などの影響で落ち込んでおり、高付加価値品や競争力のある製品を中心とした事業構造への転換を進めている。

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