記者発表会をするパソナグループの南部靖之代表㊧と石川県の馳浩知事(2日、東京都港区)

パソナグループと石川県は2日、同県の伝統工芸を支援するために連携協定を結んだと発表した。能登半島地震で被災した輪島塗と珠洲焼を制作する作家や職人をパソナGが契約社員として雇用して、兵庫県の淡路島で工房や社員寮を提供する。

パソナGは約20人を契約社員として順次雇用する。同社の運営施設で使う装飾や調度品の制作に携わってもらう計画だ。勤務地は淡路島か地元を選択できるなど柔軟な働き方を提案する。雇用期間は最長2年とする。制作された作品は淡路島で2025年夏以降にパソナGが開業を予定するホテルなどで展示する。

パソナGは24年1月から被災した職人や作家を支援するため、石川県の伝統工芸品約1000点を購入している。購入した作品の再販によって得た売り上げは寄付する予定だ。

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