トラック運転手の残業時間を規制する「物流2024年問題」に対応する

通販大手のアスクルは2日、商品の当日配送が可能な地域でも翌日配送を促す取り組みを企業向け通販で始めたと発表した。物流拠点の名古屋センター(愛知県東海市)で始め、2025年5月までに当日配送に対応する全地域に広げる。トラック運転手の残業時間を規制する「物流2024年問題」に対応する。

客の商品閲覧画面で表示する届け日の初期設定を翌日とし、希望者は当日に変更できる仕様とする。これまでは午前11時までに届け日を指定せずに注文した場合、当日配送が可能な地域は一律で当日に届けていた。

名古屋センターで1月23日〜3月20日に実証実験をした。当日配送の荷物が約60%減ったほか、運転手の労働時間が1日平均45分減る効果があったことから本格展開を決めた。

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