名古屋大学と日鉄ソリューションズは3日、同社がネーミングライツ(命名権)を取得した名大生らの通学通路「NS Solutions Street」の開設記念式典を開いた。市営地下鉄・名古屋大学駅に直結する建物1階のスペースで、工学部の学生や名古屋大教育学部付属高校の生徒らの通学路にもなっている。将棋の藤井聡太七冠も同高在籍時に通ったという。
命名権の対象は名古屋大学IB電子情報館1階にある広さ300平方メートル程度のスペース。電気・情報工学系の講義室に面し、学会のポスター掲示などプレゼンテーションスペースとして使うほか、学生の通学経路にもなっている。命名権の契約期間は2024年7月1日から29年6月30日までの5年間で金額は非公開。大学の環境整備などに使う。
名大の杉山直学長は3日の式典で「駅直結で雨でもぬれずに通れ、藤井聡太君も通った道」と紹介。「ネーミングライツは7例目だが、こういう廊下みたいな所は初めて。人通りが多く、良い場所を選んでもらった」と話した。
日鉄ソリューションズの玉置和彦社長は「たくさん人が利用する非常に良い場所。皆さんに親しんでほしい」と呼びかけた。同社には名大から毎年5〜10人程度の学生が就職するという。
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