外出機会が増えてスニーカーなどの需要が高まった(東京都目黒区のABCマート学芸大学店)

エービーシー・マートが3日発表した2024年3〜5月期の連結決算は、純利益が前年同期比10%増の131億円だった。新型コロナウイルスの影響がほぼなくなり消費者の外出機会が増えたことで、スニーカーやサンダルなどの需要が高まった。客単価が上がったことも寄与した。

売上高は9%増の962億円だった。都心部を中心に展開する大型店や大型商業施設に入る店舗を中心に販売数が増えた。品目別販売額ではサンダルが21%増と大きく伸びたほか、スポーツも9%増と堅調だった。

国内の売上高が7%増の684億円、セグメント利益が10%増の161億円だった。海外売上高は12%増の281億円、セグメント利益は3%増の22億円だった。韓国や台湾では大型店の「グランドステージ」の販売が伸びた。主に革靴を販売している米国では電子商取引(EC)サイトでの販売が好調だった。

25年2月期通期の業績予想は変えなかった。売上高は前期比6%増の3658億円、純利益は1%増の403億円を見込む。

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