三菱ケミカルグループは4日、弁当パックなどに使うプラスチック包材を値上げすると発表した。1キログラム当たり19円以上の値上げで、21日の納品分から適用する。原料となる合成樹脂ポリスチレンの価格上昇を反映する。
値上げするのは「二軸延伸ポリスチレンシート」と呼ばれる包材だ。総菜パックのフタなどに適した無色透明で薄く引き伸ばせる製品と、食材を置くトレーなどに適した半透明で衝撃に強い製品の2種類がある。
一般用ポリスチレンの価格は6月に3〜4%上昇し、2022年10月につけた最高値を更新した。原料となるナフサ(粗製ガソリン)や物流費の上昇を受け、合成樹脂メーカーが相次ぎポリスチレンを値上げしている。
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