日立造船は5日、子会社が船舶用エンジンの燃費に関する測定データを改ざんしていたと発表した。20年以上にわたって不正が横行し、1364台での改ざんが確認された。

 不正があったのは船舶エンジン製造の子会社「日立造船マリンエンジン」と「アイメックス」。

 社内調査によると、1999年以降に出荷された計1364台の船舶のエンジンで「燃料消費率」に関するデータの書き換えをおこなっていた。燃費に関する測定データを許容値の範囲内におさめるためや、データのばらつきを抑えるために書き換えをしていたという。

 燃料消費率は、完成したエンジンを出荷する前に、納入先に報告するために試運転して測定する。(福岡龍一郎)

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