保険代理店業務を担う七十七銀行の全額出資子会社、七十七ほけんサービス(仙台市)が8日、開業した。経営計画で10の新規事業の立ち上げを掲げており、保険代理店事業の子会社化もそのうちの一つ。法人向けのサイバー保険など損害保険販売の拡充をはかり、収益力の多元化を狙う。
七十七ほけんサービスの本社は七十七銀の名掛丁支店に置く。資本金は3億円。七十七銀や大手損害保険会社からの出向職員など含めて30人ほどの体制で業務をスタートした。2030年度までに年間売上高5億円、最終利益1億5000万円を目指す。
個人向け保険販売が中心の「77ほけんプラザ」に加え、宮城県内の新規法人や県外法人の需要を探り、開拓を進める。
藁谷和幸社長は「七十七ほけんサービスの認知率はまだまだ低い。まずは県内の3拠点を中心に足場を固める」と話した。2030年度までの目標を達成するために拠点を増設する必要があるとしたうえで「人手も不足するので社内採用も視野に入れる」とした。
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