内閣府は、働く人たち2000人余りを対象に毎月、3か月前と比べた景気の実感を聞いて指数として公表しています。

6月の調査では、景気の現状を示す指数が47.0となり、前の月から1.3ポイント上がって4か月ぶりに前の月を上回りました。

調査の中では、近畿地方のデパートからは「高級ブランドの店には外国人旅行者が連日、行列をつくり、インバウンドの売り上げが過去最高を記録している」といった声や、北陸地方の家電量販店からは「気温が高くなり、エアコンの販売量が増えている」といった声が寄せられています。

一方で、物価高や円安の影響を懸念する声も寄せられ、内閣府は景気の現状について「緩やかな回復基調が続いているものの、このところ弱さがみられる」という見方を据え置きました。

また、2か月から3か月先の景気の先行きを示す指数は、前の月より1.6ポイント高い47.9と4か月ぶりに上昇しました。

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