川崎市は市バス運転手の選考採用で教養試験を廃止し人手確保をめざす(8日、川崎市)

川崎市は2024年度から市バス運転手・整備員の採用選考で教養試験を廃止し、企業の採用で広く使われている総合適性検査「SPI3」を導入する。運転手は49歳以下としている受験可能な年齢の上限を59歳以下に引き上げる。運転手不足を理由に一部地域で6月から減便しており、要件緩和で人手を確保する。

新たな選考方式による募集は8日から始め、35人程度を25年2月以降に採用する。23年度から20人程度募集枠を増やしている。合否を出すまでの選考期間も従来の7カ月から6カ月に短縮して応募者の負担を軽くする。

整備員採用では整備士の資格を持っていない人を対象にした養成枠での採用を8日から新たに始める。25年4月の採用日時点で36歳以下、大学や高校で機械、電気、電子を学んで卒業、卒業見込みの人が対象となる。

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