ソニーグループの子会社は8日、熊本県菊陽町の半導体工場で排出した「フッ化水素」の量について、2021年度と22年度分を誤って「0」として国に届け出ていたと発表した。データ入力の際に誤り、確認も不十分だったという。20年度の排出量は6万4千キログラムで、21、22年度も同水準だったとみられる。

 フッ化水素は有害性のある化学物質。同社は外部の業者に処理を委託しているが、処理自体は適切におこなわれたとしている。全工場のデータを再点検するとともに、7月末までに訂正した数値を報告するという。

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